日本の救急医療を斬る-急患は死ねというのか 解決策を緊急提言する-

救急医療の悲惨な現実-患者も病院も医者も行政も司法もそしてマスコミも救急医療の崩壊に拍車をかけている!!-
価格:¥1,365-
ISBN:978-4-8174-0666-8
商品コード:he-0010
まえがき
第一部【急患は死ねというのか~救急医療の崩壊は誰の責任だ!?】
第一章 まず、医師に責任がある
◎「助けてくれ~」――だが医師がいない
◎救急医療を軽視してきた日本の医学教育
◎医者は救急医療を怖がっている
◎たらい回しの病院と医師の言い分
◎救急医師は3Kである――きつい・汚い・危険な仕事
◎挑戦しようとしない医師
《救急一言》名ばかりの救急医療機関と搬送が集中する救急医療機関
第二章 患者も悪い
◎傲慢無礼な患者もいる――患者は神様なのか?
◎患者の横暴にどこまで耐えるか
◎病院や医師を軽く考える患者
◎インフォームド・コンセントは患者のためになるか
◎金を払わない救急患者――未収入金の約二十五%は救急患者
《救急一言》強くなった患者の立場も行き過ぎると……
第三章 厚生労働省が悪い
◎救急医療は張り子の虎
◎救急現場から医者が逃げ出している
◎日本の医療制度は理想か?
◎救急医療は儲からない!
◎医師は不足していない――問題は適宜配置
《救急一言》救急専門医への認知の低さが若き医師を不安に追いやる
第四章 魔女狩り報道によるマスコミの責任も大きい
◎感情的な患者偏向報道
◎報道に対する不信感が“立ち去り型逃亡医師”を生む
◎『たらい回し』はマスコミの意地悪用語?
《救急一言》医療バッシングを避けるための三つのポイント
第五章 司法が萎縮させている
◎過剰な医師断罪
◎公平な捜査がなされているか
◎訴訟社会のもたらす医師の萎縮
◎医療裁判における不公平感
《救急一言》国が医療リスクを補償するフランスの医療事故補償制度
第二部【患者を救う究極の解決策~新たな救急医療制度への大胆提言】
第一章 救急医学教育が第一だ
◎救急医を医師の花形と考えるような教育を!
◎救急医療ができない医師は未熟という風潮をつくれ!
◎根強く残る専門医信仰を消せ
◎医師たちよ、チャレンジ精神を持て
◎医師は医学の原点に立つことを忘れるな
《救急一言》病院の8パーセントが産科を閉鎖 産科医の激減地域が続出
第二章 救急医療を生かすも殺すも患者自身
◎自分の首を絞める患者の愚考――救急車を安易に呼ぶな
◎救急車は有料とせよ
《救急一言》救急車は無料とは限らない
第三章 国は救急制度を確立せよ
◎救急医療を儲かる医療に!
◎診療費を三倍に引き上げよ
◎救急医療と慢性医療に分けよ
――救急は医療費を引き上げ、慢性は引き下げる
◎救急医療は一般救急と救命救急に分けよ
◎地域に『二十四時間緊急電話相談センター』の設置
◎救急患者の未払い医療費は所属の保険組合が支払え
◎社会保険方式の『救急医療事故補償制度』の創設
《救急一言》空飛ぶ救命室・ドクターヘリ
第四章 マスコミは報道に哲学を持て
◎大衆迎合の商業主義報道を排除せよ
◎視聴率獲得報道の弊害を改めよ
◎見張り役としてのマスコミに期待
《救急一言》自治体も対応――救急電話相談や応急手当の講習など
第五章 医療裁判は医療の専門家が裁け
◎司法と医師と患者の立場
◎基礎知識としての警察、検察の捜査
◎医療捜査に医療の専門家を加えよ――結論を短期間で出せ
◎医療裁判の独立裁判制度の創設
《救急一言》女性医師をつなぎ止めるには
第六章 医師会は勤務医にも視線を向けよ
◎勤務医が拍手を送れるような組織に
《救急一言》ER型救急医療の問題点
あとがき
[著者略歴] 中村信也(なかむら・しんや)
東京家政大学教授
医学博士・医事評論家

